かえつ有明中の新たなチャレンジ

新入学のシーズンです。かえつ有明中学でも4月7日(金)に入学式が行われ、式典後、桜をバックに初々しい姿を写真に撮っている親子の様子があちらこちらで見られました。

今年のかえつ有明中では、新1年生のクラスを1つ増設したと聞いています。予想を超えるほどの入学手続きがあった背景には、帰国生と思考力テストの実施による人気上昇が大きく影響しています。思考力テストの前身と言える作文入試を6年前から導入し、同時に「かえつ有明土曜講座(KSS)」という講座を小学6年生対象に実施してきたこと、また、帰国生対象のTOK型哲学授業をいち早く導入し、「英語で学ぶ」から「英語で思考する」次元にシフトしたことなどが、21世紀型の学びを期待している国内および海外の保護者の支持につながっているのです。

かえつ有明の挑戦は、いまも進行中です。昨年アクティブラーニング入試を牽引した「かえつ有明 知のコードプロジェクト」の教員チームが、6年間の学習を俯瞰する「知のコード」と、日々の実践である授業とを結びつけるメソッド集を共同編集しているとのことです。プロジェクトをリードする金井達亮先生は、「かえつ有明の教員一人一人が持っている暗黙知を、かえつの中だけではなくもっと広くシェアしていきたいと考えています」と話していました。

今年の中1生の授業はすべてアクティブラーニング型で行うということで、昨年から1年かけて準備をしてきました。一人一人の個性を重視する学びへの挑戦がいよいよ始まろうとしています。GLICCでは、こういった学びを展開している学校をこれからも応援していくつもりです。