IB留学、UCLへの進学を選んだ理由

こんにちは。前回の記事で自己紹介をさせていただいた外山俊介です。
今回は、自己紹介で説明しきれなかった部分、特に私の人生の大きな転機となった日本の中学の自主退学や、所属学部であるBSc Management Scienceを選んだ理由、さらにUCLへの進学について詳しく書きたいと思います。

—自主退学—
私が日本の中高一貫校を自主退学してまでドイツ留学した理由ですが、前回の記事で使用した「興味本位」や「気まぐれ」といった表現がやはり相応しいと思います。
というのも、小学生の頃すでに一度ドイツ留学を経験していた私にとって再び高校でドイツへ戻るというのは決して挑戦でもなんでもなく、常に選択肢としてあるものだったからです。
そこで母にIBを紹介され、もし今自分が海外へ留学したらどういった将来が待っているのか、今日本で過ごしている人生とはどれほど違うのか、といった様なことが気になり、そのままドイツへの2度目の留学を決意しました。
ですから特に不安も恐怖もなく、むしろ留学を楽しみに感じており、それ故にあまり深く悩んだ記憶もありません。
また当時の日本での中学校生活も日々部活で充実こそしていたものの、勉強を一切しておらず、そんな学生生活からたどり着く将来よりもドイツ留学をした方が面白い人生を送れると感じたから、というのも理由としてあるかもしれません。

—現学部を選んだ理由—
イギリスの大学の受験の制度として、大学を最大5校まで、それぞれ各校で類似した学部のみを受験することができます。(例えば、A大学で法学部を受験すればB大学で別の学科を受験することができず、B大学でも法学部やそれに非常に近い学部を受験しなければいけません。)私の現学部であるManagement Scienceに近い教科としてBusiness and ManagementやEconomics and Managementなどがあり、簡単に言えばいかにしてビジネスは経営されているかを勉強する学部です。私も大学を5校受けたものの、全てこの分野に関わる学部への受験でした。
私は高校一年生の頃、ドイツで2週間ほどの短いインターンシップを地元の会社で行ったのですが、その頃からBusiness and Managementやそれに似た分野で勉強したいと考えていました。
そのインターンシップを経て会社というものがどのように経営されているか、会社の各課がどの様にして関わりあうかについて興味を持ち、それらについてもっと知るためにこの分野で勉強することを決意した次第です。
この興味に合わせてIBの教科(Business and managementやMath HLなど)を選択し、その流れのまま大学でこの学部を選ぶことになりました。

—UCLへの進学—
先ほど書いた様に私はイギリスの大学を5校受け、UCLを含む4校に合格しました。
そもそも数ある大学から受験する5校を選んだ方法ですが、優柔不断な私には10校ほどに絞るのが限界で決して5校に絞ることができず、最終的には高校の進路相談の先生や父親の意見を大いに参考にし、挙げ句の果てには各大学のサイトのホームページのかっこよさなどで決めた記憶があります。当然それらの大学の評判や学部の評判、卒業生の就職先や留学生の比率など様々な下調べはしましたが、どれも世界的に有名で優秀な大学ばかりで、正直どれに進んでも良いという気持ちがありました。
高校の進路相談の先生曰く、大体の生徒は10校ほどに絞った後はこのように気分的なもので大学を決めてしまう様です。

合格した4校の中からUCLを選んだのは、評判や大学ランキング等を参考にしUCLが最も優秀な大学だったのと、4校の中でUCLが唯一ロンドンにある大学だったからでした。
残りの3校もイギリス国内では比較的大きい街にありましたが、実際にイギリスの大学に合格しイギリス留学が現実味を帯びてきた時に、いざ住むとなったらやはり首都であるロンドンに住みたいと感じたからUCLを選んだ形になります。