こんにちは、外山俊介です。私は現在University College London(UCL)の大学1年生で、BSc Management Scienceというコースを取っています。第1回の今回は自己紹介もかねて自分の学習歴、ドイツのインターナショナルスクールでのInternational Baccalaureate、通称IBの取得やUCL合格への経緯などについて話したいと思います。
私が初めて海外へ渡ったのは小学校1年生の時、親の仕事の都合で南ドイツのシュツットガルトという街へ引っ越した時です。地元のインターナショナルスクールに通い、同学年に日本人が3、4人しかいない様な状況で4年間ほど過ごしました。その後日本へ帰国し、都内の中高一貫校で約3年過ごした後、再びドイツの同じ学校へ戻りIBを取得、高校を卒業し、現在ロンドンで大学生活を送る状況に至ります。海外での生活は合計でおよそ9年半ほどで、人生の約半分を日本で、残りの半分を海外で過ごしたことになります。
日本で中学受験までしたのに、自主退学してIBを取得するためにわざわざドイツに戻ったのはほぼ気まぐれのようなものでした。ある日母からIBについて知らされ、半分興味本位で再び留学することを決意しました。もう初めての海外ではないことや、同じインターナショナルスクールに戻る事実がこの判断を後押ししてくれたのかもしれません。
日本の中学では部活のバスケットボールに熱中し全くと行っていい程勉強しませんでしたが、いざドイツでIBが始まったら自ら進んで勉強するようになりました。父には「何があったのかは分からないが、人が変わったように勉強している」と、よく言われていました。海外で勉強できているのがどれだけ貴重な体験か実感してきたのに加え、大学を視野に入れ始めたのが理由だと思います。おかげさまで、IBで45点中42点を取ることができました。
大学としてUCLを選んだのも深い理由はありませんでした。大学でも英語を使いたかったためイギリスへ行くことは自然と決まったのですが、合格したイギリス国内の大学4校の中からUCLを選んだのも、有名な大学であったのとロンドンに住んでみたいからといった理由でした。それでもUCLへ進学したことを後悔していませんし、日々貴重な体験をしていると感じています。
少しでもIBの取得や海外留学などに興味を持っていただけたら幸いです。