2月2日 文化学園大学杉並中学入試風景

文化学園大学杉並(文杉)も昨年より出願数を伸ばしました。特に帰国生からの注目が高まっていて、出願者ベースでは昨年対比277%です。すでに手続きを済ませた生徒も多数いるとのことで、文杉を第一志望としている帰国生が激増しています。カナダのブリティッシュコロンビア(BC州)とのダブルディプロマという比類のないカリキュラムのインパクトが、グローバルな視野で子どもの将来を考えている保護者に浸透しつつあると言ってよいでしょう。

カナダBC州は、移民に優しい政策との関係もあって、カリキュラムの発想がそもそもインターナショナルです。そういう意味ではIB(国際バカロレア)に非常に近いのですが、IBよりディプロマ取得要件が開かれています。つまりディプロマ取得のための履修パターンが多様なのです。だからこそ日本の高校卒業資格とのダブルディプロマが可能になったとも言えます。
何にせよ、BC州カリキュラムのディプロマの理念は、ローカルコミュニティや国家の枠組みを超えて、グローバルな市民を育成するものです。実用的な面で言えば、世界中の高等教育機関に進学するためのパスポートになるものです。この価値は2019年入試以降、国内の中学入試市場にも間違いなく広がっていくでしょう


この日もインターナショナルスクール部門責任者のダン・マイルズ先生が、校門で受験生に案内を配布している在校生を応援しにひょっこり顔を出していました。気さくで明るいダン先生の姿を見ると、生徒たちが嬉しそうな表情で駆け寄ってきます。このような様子からも在校生の満足度の高さが伺えます。文杉が今後ますます人気を上げていくことを確信しました。