三田国際学園が2019年度に向けてまた新たな挑戦を発信しました。それは「メディカルサイエンステクノロジー(MST)クラス」の新設です。また、インターナショナルクラスの入試時間も従来の50分から60分へと変更になっています。
2月3日の午後に「算数・理科」2科目の入試を行って選抜するということです。当然ながら算数理科の得意な生徒が大勢集まってくるでしょう。
ただし、従来型の算数・理科のテストで高得点を上げる受験生が選抜されるかどうかはわかりません。
というのも、三田国際が目指す21世紀型教育の理念からすれば、国内の一般受験が想定するような入試問題が解けるかどうかという基準で選抜するとは思えないからです。
これまでも驚きの入試問題や教育改革を進めてきたことを考えると、ただ「知識→理解→応用」といったスタイルを黙々と繰り返す学習よりも、知識を元に探究したり、ゴールに向けて創造的な思考を働かせるような学びが問われるように気がします。
もちろん現段階では、単なる憶測(あるいは希望的観測)に過ぎませんが、かつて麻布や武蔵がそれぞれの入試問題のスタイルを確立したように、三田国際のMSTが新たな高次思考を刺激する入試スタイルを切り開いてくれるのではないかという予感がします。
2019年度中学入試における変更点は次の通りです。
①「 メディカルサイエンステクノロジー(MST)クラス」の入試
第4回 2月3日午後、「算数・理科」2科目、各60分
②「本科クラス」の入試
第2回 2月1日午後、「算数」1科目入試のみに変更、60分
「21世紀入試」は、実施せず
③「インターナショナルクラス」の入試
英語 60分(昨年まで50分)