8月からTOEFLの試験時間が短縮されます

2019年8月1日からTOEFLの形式が変わります。全体的に設問数が減り、これまでよりも試験時間が短く分量もコンパクトになるようです。これから大学入試のための準備をする人は、出題形式を知った上で戦略的にTOEFLを受験するようにしてください。詳細は→ETSのページ

TOEFLの形式変更の影響を真っ先に受けるのは、2021年秋の大学入学を目指している高校生です。2021年の秋入学を目指すには、2020年の3月くらいまでに書類提出が必要になる場合が多いと思われますが、そのための対策はまさにこれからが勝負です。しかし、TOEFLは1回受けたくらいで満足のいくスコアはほとんど出ません。初めての受験では、会場の雰囲気に驚かされて集中できない人がほとんどです。
 
なにしろ、TOEFLの試験は一斉に始まりません。会場に到着して受付を済ませた人から順にコンピュータの前に案内されて、オンライン上のガイダンスにしたがって、それぞれの試験が開始されます。つまり試験開始時間は受験生によって異なるのです。したがって、自分がリーディングに集中しようとしている横で、スピーキングの音声チェックで、「I live in Tokyo」などの連呼が始まったりします。さらに、リーディングは、コンピューターの画面上で実施するのですが、スクロールで最後まで読まないと設問が出てきません。ボーッと待っていたら、画面上のカウンタが容赦なく時間の経過を告げていくことでしょう。

そういうわけで1回目の試験は打ちひしがれて終わることが普通です。では2回目はどうか。本当に実力があれば、多少のアクシデントはものともせずしっかりと実力通りの得点を取ることができるかもしれません。しかし、まだ英語に不安のある多くの受験生はおそらくここでも撃沈するでしょう。自分がスピーキングをしている内容が隣のやつから嘲笑されている(ような気がする)、あるいは、自分がリスニングに集中しようとしている最中に、とんでもない大声で隣の受験生がスピーキングを始める・・・。大袈裟に書いていると思うのであれば、どうぞ一度TOEFL iBTを受験してみてください。1回や2回の受験ではふつうは実力は発揮できません。

さて、8月1日からTOEFLが変わるということです。一番大きなポイントは試験時間が短くなることです。これはありがたいですね。これまで4時間かかっていたものが3時間程度になると思われます。もちろんダミー問題にあたるともう少し時間が長くなりますが、ダミー問題が何かということは、ここでは省略します。何しろ百聞は一見に如かずで、受験してみることをお勧めします。確かに受験料は決して安くはありません。しかし、回数を受けることでスコアが上がって目標大学への合格可能性が上がるのであれば、そのお金の使い方は有効でしょう。

そして、受験前の集中講座はGLICCにぜひお任せください