海外大学を目指す海外生

親の仕事の都合で海外現地校やインター校で学んでいる生徒も、親が帰国となれば、一緒に帰国して日本の学校を受験します。たとえ親の海外駐在が続くとしても、大学受験の際には日本に帰国して大学受験するというのが、従来の常識でした。ところが、その流れは、年々海外大学進学の方向へと変わりつつあります。その背景には、日本企業の魅力の低下や、就職に対する若い人の考え方の変化が関係しているようです。

かつては、海外大学に進学すると日本の企業に就職するのは不利だと言われていました。卒業時期が違うために一括採用の流れに乗りにくいというわけです。ところがそんな風潮はすでに過去のもので、実際は、6月に卒業する海外大学卒業生に合わせた会社説明会などを多くの企業が積極的に行っており、それなりのネームバリューがある大学であれば、海外大学卒業のアドバンテージは大きくなってきています。

学生の側から見ると、日本の企業に就職することが必ずしも将来に向けた有利な選択ではないという判断もあるようです。以前は他国に比べて高かった給与水準は、労働時間などを考慮に入れればそれほど魅力的なものでもなくなり、会社から学べることと10年後や20年後の社会とを天秤にかけてみたときに、海外で就職するという選択も合理的なものだと考えられるようになってきたのです。

海外大学の2017年秋入学は、早いところはもう出願が始まっています。出願は基本的にすべて書類で、成績(Grade)と出願エッセイが合否の決め手となります。IBディプロマやA-levelを履修している生徒はPredicted Scoreをどのように出してもらうかということは合格に与える影響として非常に重要な要素となります。

オックスフォードやケンブリッジを目指す生徒は、あと2週間もすると面接が始まる時期です。弊社の通信指導を受講している海外生も、オックスフォードを受験するということで、最後のインタビュー練習をしているとのことでした。オックスフォード大学の面接のサンプルクエスチョンはこちらです

何とか良い結果が出ることを期待したいと思います。

12月に、GLICCでは、海外で学んできた帰国生チューターによる海外進学相談会を実施します。

この機会に海外進学や帰国枠大学受験などについての話をぜひ聞いてみてください。