首都圏を中心に「中学受験で英語」を導入する学校が増えています。帰国生枠だけでなく一般入試で英語を課すケースも拡大中。この記事では最新動向、学校別の出題傾向、学年別の対策、そして塾選びのポイントまでをわかりやすく解説します。
中学受験に英語が導入される背景
グローバル教育の重視、大学入試の英語力評価の可視化、そして小学校英語の必修化などが背景にあります。学校は「英語で学ぶ素地」や「思考を言語化する力」までを見ています。単なる語彙暗記ではなく、読解・要約・スピーキングを含む総合力が問われます。
どんな学校が「英語入試」を実施している?
一例として、以下のタイプが増えています。
- 一般入試で英語を選択/必須化(例:思考力・探究色の強い学校)
- 帰国生入試で英語4技能評価(面接・スピーキング含む)
- インターナショナル系コース・AGコース等の独自形式
学校・コースにより問われる力や配点が大きく異なるので、志望校の募集要項と過去問形式の確認が最優先です。
出題形式とレベルの目安
一般枠での英語
- 語彙・文法・短文読解・リスニングのバランス型が主流
- レベル感:英検3級〜準2級相当(学校により差)
帰国生枠での英語
- 長めの読解・要約、英作文、インタビュー(口頭試問)
- レベル感:英検準2級〜2級、上位校はそれ以上
学年別・学習ロードマップ
小1〜小2:英語の「音」と「量」に慣れる
- フォニックス+多聴多読(短い絵本でOK)
- 音読習慣づくり:毎日3〜5分でも継続
小3〜小4:基礎を固め、書く力を育てる
- 語彙・文法の基礎(英検5級〜3級)
- 短文日記・要約1〜3文/日でアウトプット習慣
小5:入試形式に寄せていく
- 読解問題の量とスピードを意識して演習
- 英作文テンプレ(主張→理由→具体例→結論)の型を定着
- リスニングは週3回、設問形式に慣れる
小6:志望校の過去問×弱点補強
- 過去問→分析→弱点ドリルのPDCAを短サイクルで
- 面接・口頭試問対策:自己紹介、志望理由、時事トピック
中学受験「英語塾」の選び方
- 帰国生対応:4技能+面接まで面倒を見てくれるか
- 指導言語:英語による指導か日本語による指導か
- 過去問の分析力:学校別の対策に強いか
- 入試問題/検定試験のバランス:英検やTOEFLなどの英語資格と入試問題対策を合わせて対策できるか
- オンライン対応:海外在住や転居にも柔軟か
- ライティング・スピーキングの添削量:少人数でのアウトプットの場が十分か。ライティングの添削が受けられるか
GLICCの強み
- 小学生コース:目的に合わせて、インターナショナルコース、アカデミックコース、クリエイティブコースが選べ、いずれも少人数クラスで学ぶことができます。
- 英語の思考力×哲学対話(英語表現力を鍛える指導):従来のライティングやリスニングのあり方を超えて、英語で思考するスキルを高めることができる講座です。
GLICCでは、「読める・書ける・話せる」の3本柱を、志望校の出題形式に合わせて最適化。過去問の読解・英作文・面接までトータルでサポートします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 小学校の授業だけで間に合いますか?
多くの学校で出題レベルは小学校英語を超えます。読解量・語彙量・英作文は受験仕様での積み増しが必要です。
Q2. 英検は受けたほうが良い?
必須ではありませんが、進度の物差しとして有効です。小5で3級〜準1級、小6で準2級〜1級が目安(志望校により異なります)。
Q3. 帰国生で日本語作文や面接が不安です。
英語だけでなく、日本語の要約・小論文・志望理由の言語化も早めに。日本語作文講座の活用がおすすめです。
まとめ:早めの準備+学校別対策が合格の近道
「中学受験 × 英語」は今後も拡大が予想されます。低学年からの音・量・多読、中学年の基礎固め、高学年の過去問×アウトプットで着実に合格力を伸ばしていきましょう。
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