「帰国生入試では、英検準1級があれば大丈夫ですか?」——保護者の方から最もよくいただく質問のひとつです。しかし結論からお伝えすると、難関校の英語入試は 「英検何級レベル」というひと言ではくくれない のが実情です。学校ごとに問われる力がまったく違うからです。
ここでは、首都圏で人気を集める6校を取り上げ、それぞれの入試で求められる英語力の特徴を整理してみます。
学校ごとに異なる「英語力」の中身
渋谷教育学園渋谷(渋渋)
語彙の深さが鍵を握ります。Word Formation(語形成)や Prefixes & Suffixes(接頭辞・接尾辞)など、単語の構造を理解する出題が多く、表面的な暗記では太刀打ちできません。
なお、渋渋の英語型入試では国語・算数も出題されますが、合否は英語の得点を中心に決定されるのが特徴です。総合点での勝負ではなく、「英語でどれだけ得点できるか」がそのまま結果に直結する入試と言えます。
渋谷教育学園幕張(渋幕)
Error Identification(誤文訂正)のような、文法を一段深く問う形式が特徴です。「読める」だけでなく、「正しく書ける」感覚が問われます。
さらに渋幕では、出願時に提出するプリエッセイと、それに基づく面接も合否を左右する重要な要素です。当日の筆記試験対策だけでなく、自分の経験や考えを英語で論理的にまとめあげる準備が欠かせません。
広尾学園・広尾学園小石川(インターAG)
英語に加えて、Math(英語による算数の出題) と 日本語作文 が課されるのが大きな特徴です。
英語の筆記試験については TOEFLなどの英語資格試験のスコアによって免除になる可能性があります。海外で資格試験対策を進めてきた受験生にとっては、戦略的に活用できるポイントです。
三田国際科学学園(IC・ISC)
注意したいのが、ICの英語問題は 英語資格試験では免除にならない という点です。出題の難度は非常に高く、英検1級レベルを取得している生徒でも苦戦するほど。
さらにICの英語試験には Reasoning(推論) という独自のセクションがあり、英語力に加えて論理的に考える力そのものが試されます。「英語ができる」だけでは突破できない、思考力重視の入試です。
洗足学園(A方式・B方式)
英語のセクション別対策(リーディング・ライティング・文法)がバランスよく問われ、総合力で勝負する入試です。
また、面接の配点が高く、正しい英語表現を身につけていることに加えて、想像力豊かなシチュエーションを英語で表現する力も試されています。
慶應SFC
英語に加え、算数・国語の力 も問われる入試です。「英語が得意なだけ」では合格は遠く、教科横断的な学力が求められます。
つまり、帰国生入試の準備とは「英検対策」とはまったく別物。志望校の出題形式に合わせて、必要な技能をピンポイントで仕上げていく作業なのです。
GLICCの学校別対策講座で「合格への最短距離」を
GLICCでは、これら難関校それぞれの傾向に合わせた 学校別対策講座 を通年で開講しています。
- 渋渋・渋幕・洗足学園対策: Word Formation、Error Identification、フィクション・リーディング、Essay Writing を体系的に演習。渋幕受験生にはプリエッセイ・面接対策も実施
- 広尾学園・広尾小石川インターAG対策: 英語試験・英語によるMath・日本語作文の3領域を網羅
- 三田国際 IC/ISC 帰国生入試対策: 高難度の英語問題と Reasoning セクションに対応した思考力訓練
- 慶應SFC・海城・聖光学院対策: 英語と算数・国語のバランス強化
さらに、2027年度入試に向けた 学校別模試 も春・夏・秋に複数回実施。オンライン受験・後日受験・時差受験にも対応しているので、海外在住のご家庭でも本番さながらの演習が可能です。
「我が子の英語力が、志望校でどこまで通用するのか」——その答えを知る最初の一歩として、ぜひGLICCの講座・模試をご活用ください。
各校の教育方針や入試の最新動向については、グッドスクール.JP(goodschool.jp) でも詳しく紹介しています。学校選びと並行して、ぜひチェックしてみてください。