帰国生クラスの英語取り出し授業

帰国生、特に英語圏からの帰国生は、日本に帰国した後にどのような英語クラスで学べるのかが大きな関心事です。私は、海外帰国生教育研究家としての仕事もしている関係で、様々な学校の帰国生クラスを見学するという非常に貴重な機会をいだだいています。

昨年は、首都圏模試センターからの取材業務依頼で、渋谷渋谷、洗足学園、かえつ有明、渋谷幕張といった学校の帰国生英語クラスの授業を見学させていただきました。また、21世紀型教育機構の取材では、文化学園大学杉並のダブルディプロマクラスなど、インターナショナルコースの授業見学もさせていただいています。

そして、つい先日は富士見丘中学高等学校の授業を見学する機会をいただきました。高度なディスカッション授業を見ていて感じたのは、すでにある程度の英語力を持っている帰国生は、少人数の取り出し授業で恵まれた環境にいることができ、ぐんぐん英語力を伸ばしていけるということです。

一方で、せっかく海外で英語に慣れていたのに、取り出し英語の環境が用意されていない学校に入っていく帰国生もいます。国内における評価だけで学校選びをすると、ある種の安心感を得られるかもしれませんが、逆に帰国生としてのアドバンテージを失うことにもなりかねないので、学校選びは慎重に行いたいものです。

以下は過去の帰国生クラス(インタークラス)の取材記事の一部です。いずれ授業スタイルの分析をしてみたいと考えていますが、授業の中身について知る機会はなかなか得られないと思いますから、学校選びの参考にしてください。