海外経験を活かした大学進学には、大きく分けて「帰国生入試」と「総合型選抜(AO入試・推薦入試)」の2つのルートがあります。どちらも学力試験だけでなく人物や表現力を評価する入試方式ですが、求められる準備や評価軸には違いがあります。本記事では両者の違いと、大学別の傾向・対策を解説します。
帰国生入試と総合型選抜の違い
帰国生入試
- 対象:一定期間以上の海外在住・海外教育歴を持つ生徒
- 特徴:英語力や国際経験を評価、日本語小論文や面接も重視
- 試験形式:書類選考+小論文/エッセイ+面接
総合型選抜(AO入試・推薦入試)
- 対象:帰国生に限らず国内外の幅広い生徒
- 特徴:志望理由書・活動実績・プレゼンテーションを評価
- 試験形式:書類+小論文・エッセイ+面接、大学によりグループ討論なども
大学別の傾向
早稲田大学
- 国際教養学部(SILS)帰国生入試/AO入試
- 英語エッセイ、小論文、面接
- TOEFL/IELTSなど英語資格の提出を求められる場合あり - 政治経済学部グローバル入試
- 英語力の証明(TOEFL/IELTS等)+小論文+面接
- 国際問題や経済・政治テーマに関する批判的思考力を問われる
慶應義塾大学
- 法学部FIT入試(総合型選抜)
- 志望理由書、小論文、面接、グループ討論
- A方式(学校推薦型)とB方式(出願自由型)がある - SFC(総合政策・環境情報学部)
- 書類選考+小論文・プレゼン課題+面接
- 英語資格スコアを評価に活用するケースあり
上智大学 国際教養学部(FLA)
- 英語エッセイ+面接
- 海外での学習経験・英語資格(TOEFL/IELTS)を重視
国際基督教大学(ICU)
- 帰国生入試:小論文・エッセイ・面接(英語でのやり取りあり)
- 総合型選抜:学力+活動実績を評価し、幅広いバックグラウンドを持つ学生を募集
合格に必要な準備
1. 書類(志望理由書・エッセイ)の作成
「主張→理由→具体例→結論」の論理構成が必須。
エッセイ添削講座 で専門的に磨くのがおすすめです。
2. 小論文・批判的思考力
早稲田政経や慶應FITでは、社会問題を題材にした小論文が頻出。論理的に書く練習を重ねましょう。
3. 面接・プレゼンテーション
帰国生入試では自己紹介と海外経験を、日本語の表現力も交えて話す準備が必要。AO入試では課題発表やグループ討論も想定して練習を。
4. 英語力の証明
多くの大学がTOEFL iBTやIELTSスコアを求めます。
目安:TOEFL iBT 80〜100点、IELTS 6.5〜7.0。
GLICCのサポート
- 帰国生入試向けの英語・日本語小論文対策
- 総合型選抜用の志望理由書・面接・グループ討論指導
- TOEFL/IELTS対策と出願書類サポート
GLICCでは、「海外経験を合格可能性に変える」カリキュラムを提供しています。
まとめ
帰国生入試と総合型選抜は共通点もありますが、評価のポイントや求められる準備は異なります。
志望大学の方式に合わせてエッセイ・小論文・面接・英語資格を計画的に準備することが、合格への最短ルートです。
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