ルーブリックの活用

GLICCでは毎回の授業後に、ルーブリックを使って学習者自身がセルフリフレクション(自己評価)を行っています。

3〜4つの観点別に、3段階の基準で評価してもらっていて、スマホでピッ,ピッ,ピッ,とわずか15秒くらいで終了です。時間は短いのですが、毎回これが蓄積されるので、学習者の意識の変化がある程度わかるようになります。

学習者の意識が変化していくのに合わせて、ルーブリックの観点や基準も徐々に進化していきます。

それまでは漠然としていた項目がより具体的になっていくのです。例えば、「授業に参加する準備は万全だった」という項目が、「意味の分からない英単語は全て調べておいた」といった項目になるといった具合に。

最初から細かすぎるとリフレクションが面倒になるのですが、このように評価軸が学習者に合わせて進化していくということは、その進化自体が先生からのフィードバックになっているとも言えます。

もちろん、ルーブリックを正しく進化させるためには、先生の中にメタルーブリックがないとダメなのですが。

21世紀型教育を掲げる学校が、思考コードや知のコードを重視するのは、一人ひとりの先生が使う独自ルーブリックの前提となる枠組みを学校として提供しようということなのでしょう。

GLICCもその部分はどんどん取り入れていこうと考えています。