ICT化を阻む二つの壁
日本の学校のICT化の遅れというと、すぐにハードやwifiなどの設備が充実していないといった方向に話が向かいがちですが、問題はむしろICTリテラシーの方です。
日本の学校のICT化の遅れというと、すぐにハードやwifiなどの設備が充実していないといった方向に話が向かいがちですが、問題はむしろICTリテラシーの方です。
中学受験において新テストが次々と登場しています。
首都圏模試センターによれば、英語入試、思考力入試、PISA型入試など、「新入試」のカテゴリーにあたる入学試験がここ数年増加傾向であるとのことです。
「ライオンにはなぜたてがみがあるのか」「テントウムシは赤い、同様にいちごも赤い。なぜか」「もしあなたが楽器を発明できるとしたら、それはどのような音がするだろうか」・・・
親の仕事の都合で海外現地校やインター校で学んでいる生徒も、親が帰国となれば、一緒に帰国して日本の学校を受験します。たとえ親の海外駐在が続くとしても、大学受験の際には日本に帰国して大学受験するというのが、従来の常識でした。ところが、その流れは、年々海外大学進学の方向へと変わりつつあります。その背景には、日本企業の魅力の低下や、就職に対する若い人の考え方の変化が関係しているようです。
これまで何度か本ブログ等でお伝えしてきた「思考力テスト」の体験講座が、11月20日(日)にかえつ有明で行われました。この日の講座は「難関アクティブラーニング思考力入試」の体験です。
中学受験の入試制度が大きな転換期を迎えています。
11月12日(土)、GLICCで教員対象の哲学授業ワークショップを開催いたしました。
ファシリテーターはかえつ有明中高で帰国生のオナーズクラスを中心に哲学授業を実践しているAlexander Dutson先生、そして受講者は、夏に第1回ワークショップを受講した工学院附属中高の先生方5名の精鋭チームです。
入試の季節が近づいてきました。
今回は、中学入試に向けて準備をしている帰国生に向けて、英語エッセイで気をつけたいポイントをお伝えします。
エッセイのタイプを見極める。
理数教育がメディアに取り上げられることは、英語教育などに比べると少ないようです。それは日本の理数教育が国際的に見て比較的優位にあると思われているからかもしれません。日本人は科学の分野からノーベル賞を毎年出しているし、そういう意味ではうまくいっているのではないかといった感じでしょうか。しかし、今年ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典教授は日本の現状に警鐘を鳴らしていると朝日新聞が報じています。
大隅さんはこれまでの研究を振り返りながら、「日本の大学の基礎体力が低下しているのは深刻な問題」と指摘。研究費の多くが競争的資金になると長期的な研究が困難になるとし、今後、新しい研究分野で日本人がノーベル賞を受賞するのは「非常に難しくなっているのではないかと危惧している」と述べた。 (朝日新聞デジタル 2016年10月7日より)
「基礎体力が低下している」のは、研究費など財政面もあるでしょうが、研究者の層の厚さや研究への姿勢なども含まれていると考えられるのではないでしょうか。つまり、短期的成果に向かうというのは、専門領域以外に対する幅広い関心が薄れていることの表れと言ってもよいかもしれません。
前回の記事に引き続き、首都圏模試センターの「度数分布表」を元にして、志願者の増減が多い学校を挙げていきます。
21世紀は創造的思考力の時代です。グローバル化やテクノロジーの進展によって、従来の教育が自明としてきた学力観が大きく変化しています。GLICCでは、AI時代を生き抜くための思考力を育成します。