英語エッセイで気をつけたいこと 中学受験帰国生

入試の季節が近づいてきました。

今回は、中学入試に向けて準備をしている帰国生に向けて、英語エッセイで気をつけたいポイントをお伝えします。

 

出題形式や採点のポイントは様々

エッセイのタイプを見極める。

  1. Persuasive Writing 
    • 自分の意見をのべて、読む人を説得するタイプの文章です。
    • TOEFLなどでは、イントロダクション(序論)とボディ(本論)、コンクルージョン(結論)といった構成を意識することが多いのですが、中学受験のPersuasive Writingにおいては、厳密に上記の形式を踏まえる必要はありません。トピックに対する自分の意見をはっきりと述べ、根拠(supporting reason)が示されていれば、まずはよいでしょう。
  2. Explanatory Writing
    • 対象となる人物や事物に関して、説明や描写を通して伝達するタイプの文章です。
    • 説明しようとする事柄を、具体的に、詳しく説明することが大切です。
  3. Narrative Writing 
    • 体験や空想をもとにストーリーを創造し、意外性とリアリティを両立させるタイプの文章です。
    • 会話文を入れたり、周囲の情景を描いたりすることで、その場にいるかのような臨場感を出すことも効果的です。

他にもエッセイのタイプはありますが、中学受験に出題されるものは、ほぼ上記の3つのいずれかに分類されるはずです。昨年の出題からいくつか見てみましょう。

 

Write your opinion about the voice-controlled assistants as in the article with reasons.

東京学芸大学国際中等教育

 

"opinion"を書くように明記されていますから、このようなエッセイは、Persuasive Writingです。ちなみに、”the voice-controlled assistants” というのは iPhoneについているSiriなどのことです。

 

You have taken many different classes at school. Choose the most interesting one and  describe it.

海城

 

”describe"とあるように、具体的な説明が求められています。このようなエッセイは、Explanatory Writingです。

 

Begin your essay with the following sentence: "At 5 o'clock in the morning, someone knocked the door."

End your essay with the following sentence: "I shall never make the same mistake again."

かえつ有明 

 

書き出しと終わりが指定されていて、あるストーリーを書くことが期待されています。このようなエッセイは、Narrative Writingです。

これら三つのタイプのどれか一つにだけ習熟するのではなく、様々なタイプのエッセイに触れながら、それぞれの書き方に慣れておくことが大切です。

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