三田国際学園「21世紀型入試」を発表

本日6月3日、三田国際は2018年度入試に向けた説明会を実施し、従来の入試に加えて「21世紀型入試」という新入試を実施することを発表しました。新入試の実施日は2月4日(日)の午後で、内容は自己表現シート(50分)、課題論述(50分)、面接(日本語 グループ形式)です。

本日の説明会は、当初午後のみの実施予定でしたが、予想以上の申込者で予約が早々と埋まってしまい、結局午前にも追加で説明会を実施することとなったようです。私は、追加開催の午前の方に参加したのですが、本会場は満席で、もう一つ別の会場が用意されるほどの盛況ぶりでした。相変わらずの人気の高さが伺われます。

21世紀型入試は、本科クラス対象となります。インターナショナルクラスの場合はこれまでも、4教科以外に「英語+面接」の入試方式で受験できたわけですが、今回の変更により、本科クラスも4教科以外の入試方式で受験できることになります。

これまで進学塾に通っていなかった人にまた一つチャンスが広がったと言える入試改革です。三田国際は首都圏屈指の人気校ですから、何も入試を変えなくてもいいだろうと考える人もいるかもしれません。しかし、カリキュラムポリシーに合わせてアドミッションポリシーを変えていくのは、21世紀型教育校としてはごく当然の方向性だと言えるでしょう。

また4教科入試にしても、三田国際の場合、批判的・創造的思考力を測る問題がどの教科にも必ず含まれています。昨秋三田国際が発行した入試問題分析資料によれば、こういった思考力を測る問題の正答率は4教科いずれも20%〜30%の間になっており、ちょうど合否を分ける設問になっていると考えられますから、高次思考を鍛えていくことは、いずれの入試を受けるにあたっても必要なことだと言えそうです。