6月10日(土)にかえつ有明中で学校説明会が行われました。同時開催された思考力入試の対策講座である「思考力のトレーニング」が、説明会1週間前には定員の50名に達してしまい、急遽「国語の体験授業」を準備したというほどの注目度。説明会会場も予定より来場者が多く、椅子を追加で用意するなど、続々と来場する保護者の方々への対応に追われる一幕があるほどの盛況ぶりでした。
かえつ有明では、今から5年前に他の学校に先駆けて「思考力入試」の前身である「作文入試」を開始しました。クリティカルシンキングをベースにしたかえつ有明「サイエンス科」の授業をアドミッションポリシーに反映させたわけです。
その後、クリティカルシンキングを発揮するための環境を支える「共感的コミュニケーション」のセオリーを学校全体に広げながら、創造的思考力を活性化する、深いアクティブラーニングが実践されています。
そのようなカリキュラムは昨年から「アクティブラーニング思考力入試」に結実し、書かれた答えだけではなく、子どもの学びのプロセスを評価するという手法が入試において確立されています。
2018年度入試では、日程に大きな変化はないとのことで、思考力入試は2月1日と2日の午前(2日は特待)、アクティブラーニング思考力特待入試は2月4日午前に行われます。
若干異なるのは、2月1日の「算・国+英語入試」に英語面接が加わり、難易度がやや高くなることが予想される点です。また、帰国生対象の従来B選考と呼んでいた日本人学校出身者に対する入試が、11月下旬に新設されることがすでに告知されています。
帰国生を多く集めているかえつ有明ですが、一般生も含めたカリキュラムの質の高さが校内生の口コミで伝わっているのかもしれません。そんなことを感じさせるほどの人気ぶりでした。