ボーディングスクールでの生活 ①(Global Admission Webより)

GLICCでは、Global Admission Webというニュースレターを会員および購読者にお送りしています。
今回は過去の記事(2023年7月号)を紹介します。執筆者はGLICCチューターのY.K.くんです。
 
私は高校三年生の時にマサチューセッツ州アンドーバーにあるPhillips Academy Andoverに留学しました。ボーディングスクールの一例としてAndoverでの私の1日を簡単にご紹介したいと思います。

ボーディングスクールでは大多数の生徒が寮で生活をします。寮は学校内に位置することがほとんどのため教室には非常に短時間でたどり着けます。多くのボーディングスクールではそれぞれの生徒によって履修する授業が異なるため時間割は固定ではありません。1時間目がある日もあればそうでない日もあるといった感じです。私は基本は7:30に起きて準備をして食堂に行くというのが毎朝のルーティーンになっていました。仲良くなったルームメイトや寮の友達と待ち合わせをして食堂でパンケーキを頬張る朝はとても良い思い出です。

授業は1限が8:30スタート、最終コマが14:50終わりで1コマは1時間15分でした。Andoverをはじめ多くのボーディングスクールは多彩なジャンルにおいて様々な授業を提供しているので自分が興味を持っていたり、チャレンジしてみたいと思う学問に積極的に挑戦することができます。私は日本で学ぶ機会がなかったプログラミングや哲学の授業を多くとっていました。授業についてはまたいつか詳しくご紹介できたらと思います!

14:50分に授業が終わると日本でいうところの放課後になります。放課後はそれぞれの生徒が自分の興味のある課外活動に打ち込みます。私のようにスポーツに取り組む生徒もいれば、ボランティア活動に励んだり、音楽や美術などの芸術の活動をしたりとその内容は生徒の個性によって様々です。ボーディングスクールは体育館や各競技のコートをはじめとして演劇ホールやコンサートホール、アトリエにフォトスタジオなど各分野の活動をするための設備が非常に充実しています。Andoverにはキャンパス内に無料で利用できる美術館までもがありました。

夜の過ごし方は生徒によりますが、私は友人たちと時間を多く過ごしました。夕食を済ませて寮でカードゲームをしたり、街まで買い物に出かけたり、部屋で雑談したりとほぼ毎日親睦を深めていました。自分とは全く違うバックグラウンドを持つ彼らと一生涯の友人になれることもボーディングスクールの大きな魅力といえます。

私は大抵21時頃に友人と別れ、部屋で課題をしていました。ボーディングスクールは課題の量がとても多く最低でも毎日2時間は課題に費やしていました。学期末前はテストはあまりありませんがレポートなどの課題が大量に出るため自由時間はほぼ勉強に充てていた覚えがあります。課題を2時間はするので就寝時間は24:00を過ぎる日がほとんどでした。

さて、ボーディングスクールの1日を紹介しましたが如何だったでしょうか?日本の学校生活とは全く異なる環境ですが、非常に充実し楽しいですし何より自分自身が大きく成長できる環境です。皆さんが少しでもボーディングスクールに興味を持ってくれたら嬉しいです!

 
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