hiros's blog

IB Japanese のIndividual Oral

By hiros on 2021/02/21(Sun) - 09:07

2021年Mayが最終試験のIBDP生は、このパンデミックでPaper 2 がなくなり、IOとPaper1とでほぼ成績が決まることになります。これは2021 Nov最終試験の生徒も同様だと思います。

ここから先は主にSLおよびSSSTの生徒に向けた情報となりますが、2021May以降の改訂カリキュラムのIOでは、グローバルイシューと2作品のつながりについて論じることになります。さらに、その2作品は、日本語オリジナル作品と翻訳作品との組み合わせである必要があります。

以前のカリキュラムでは、2作品の構造的あるいはテーマにおける共通性に着目して論じることがポイントでしたが、新しいカリキュラムでは、むしろグローバルイシューが鍵で、それをきちんと押さえて2作品を論じていれば無理に共通性に触れる必要はありません。グローバルイシューが共通しているからです。

2022年度中学入試に向けて(3)

By hiros on 2021/02/20(Sat) - 15:59

弊塾は帰国生や国際生の入試をメインにサポートを行っていますが、最近は思考力入試や英語入試についてのご相談も増えてきました。厳密に言うと、国際生入試の併願校についてお話しているうちに思考力入試や英語入試に話が及ぶことが多いのです。

というのも、帰国生が海外で学んでいた環境は、英語はもちろん、クリエイティビティやアートなど、日本国内の教科学習に包含されない学びが充実しているということがあるからです。こういった環境で学んでいた生徒保護者からすると、4教科を各単元ごとに週単位で学んでいくという感覚が合わないのは当然でしょう。

そこで、4科入試以外の入試制度についてや、入学後にクリエイティビティが発揮できるような学校について知りたいというご相談になるというわけです。

2022年度中学入試に向けて(2)

By hiros on 2021/02/16(Tue) - 07:30

中学入試の世界において、「入試問題は学校の顔」とよく言われます。それはふだんのカリキュラムや授業を通して形成される先生方の考えが入試問題に反映されることを意味しています。これは高校入試や大学入試にくらべて中学入試に顕著な傾向です。高校入試の場合は、帰国生入試やIB入試を除くと、併願として受験するであろう公立高校の入試問題の影響が強いため、私立学校が独自性を打ち出しづらいという側面があります。大学入試でも、学部ごとの特徴は多少出るものの、教科を超えて大学の特徴が反映されるということはありません。

要するに中学入試問題は、単に問題の解き方や難問奇問に注目することより、出題の背景や学校文化とのつながりに注目するところに面白みがあるわけです。
GLICC Weekly Edu 第16回では、麻布の入試問題を取り上げ、その学校で得られる学びの質について言及しています。私立学校研究家の本間勇人さんが、今回のパンデミックと重ねて問題の背景を分析し、麻布中学の問いがいかにクリティカルシンキングにつながっているかということを詳しく解説しています。

2022年度中学入試に向けて(1)

By hiros on 2021/02/15(Mon) - 06:42

2月1日からの東京神奈川中学入試が一段落しました。後は、今週の高校受験、さらに国立大の2月末の入試が終われば、2021年度4月入学準備についてのサポートはほぼ終了します。GLICCでは、帰国生や国際生、あるいは英語利用入試の受験生が多いのですが、今年はこの小さな受験マーケットにも大きな変化を予感させる動きがありました。

まず中学入試において、GLICCからは三田国際学園中のインターコースに15名合格できました。今年は、オンラインの生徒数が増え、海外や遠方から個別指導などで受講された方が多かったのですが、それでも15名合格というのは、三田国際の倍率を考えれば驚異的だったと我ながら驚いています。

【オンライン×リアル】ーハイブリッド環境が整いました

By hiros on 2021/02/13(Sat) - 20:30

GLICCでは、奥の教室に大型モニターが設置され、自宅で受講したい人は自宅にいながら教室と同じ授業が受けられる環境が整いました。


 
本日は英語Advancedクラスの授業があり、教室で受講できなかった生徒がオンラインで授業に参加しました。
セッティングに多少時間がかかるものの、一度設定してしまえば、あとは何ということはありません。オンラインで受講していても、チャットで解答を提出したり、ディスカッションの発言もスピーカーから教室に届きます。

クリエイティブコースの思考力講座と理数探究講座では今週までオンライン授業とさせていただいていましたが、来週からは教室での授業を再開する予定です。もし、様々な事情で教室に来られないという場合は、オンラインで参加することも可能です。ただし、新5年生と新6年生が両方の教室で同時にこのセットを使うことは今のところできません。二つの学年で同時に欠席者が出てしまう場合は、片方では、欠席者のためにビデオで授業を撮っておき、それを後日視聴していただく従来の方法で対応します。

【速報】三田国際中 国際生入試にGLICC生11名合格!!(模試生徒は含みません)

By hiros on 2020/12/21(Mon) - 14:45

11月27日(金)と12月15日(火)に実施された三田国際の国際生入試において、GLICCからは11名の合格者が出ました。おめでとうございます!!

21世紀型グローバル教育―英語教育

By hiros on 2020/09/18(Fri) - 08:51

母語がしっかりしないうちに英語を学ぶことの弊害を唱える人がいます。たしかに幼児期に英語環境にいると日本語が出づらくなってくる子は多いようです。しかし、それは母語が日本語の両親から見てそう見えるというだけの話であって、国際結婚などでもともとマルチリンガルの環境に置かれている人にとっては、特に問題となるようなことではないように感じます。

21世紀型グローバル教育―思考コードの意義

By hiros on 2020/09/17(Thu) - 00:05

対話を文化として教室に根付かせるには、学校全体が対話の意義を共有していく努力が欠かせません。ある時はトップによるリーダーシップによって、またある時は共通言語の使用によって、そのような共有が図られる必要があります。その共有ツールとして有効なのが「思考コード」です。

21世紀型グローバル教育―PBLによる対話型授業

By hiros on 2020/09/16(Wed) - 10:07

21世紀型教育が20世紀型の教育と大きく違うところはいくつかありますが、最も特徴的なことは授業スタイルに対話を取り入れている点だと言えるでしょう。
対話くらいどんな授業にでもあるでしょうと反論される方もいるかもしれませんが、ここでいう「対話」は、発問による誘導型の問答のことではありません。