哲学授業ワークショップ(ステージ2)を実施しました
11月12日(土)、GLICCで教員対象の哲学授業ワークショップを開催いたしました。
ファシリテーターはかえつ有明中高で帰国生のオナーズクラスを中心に哲学授業を実践しているAlexander Dutson先生、そして受講者は、夏に第1回ワークショップを受講した工学院附属中高の先生方5名の精鋭チームです。
11月12日(土)、GLICCで教員対象の哲学授業ワークショップを開催いたしました。
ファシリテーターはかえつ有明中高で帰国生のオナーズクラスを中心に哲学授業を実践しているAlexander Dutson先生、そして受講者は、夏に第1回ワークショップを受講した工学院附属中高の先生方5名の精鋭チームです。
入試の季節が近づいてきました。
今回は、中学入試に向けて準備をしている帰国生に向けて、英語エッセイで気をつけたいポイントをお伝えします。
エッセイのタイプを見極める。
理数教育がメディアに取り上げられることは、英語教育などに比べると少ないようです。それは日本の理数教育が国際的に見て比較的優位にあると思われているからかもしれません。日本人は科学の分野からノーベル賞を毎年出しているし、そういう意味ではうまくいっているのではないかといった感じでしょうか。しかし、今年ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典教授は日本の現状に警鐘を鳴らしていると朝日新聞が報じています。
大隅さんはこれまでの研究を振り返りながら、「日本の大学の基礎体力が低下しているのは深刻な問題」と指摘。研究費の多くが競争的資金になると長期的な研究が困難になるとし、今後、新しい研究分野で日本人がノーベル賞を受賞するのは「非常に難しくなっているのではないかと危惧している」と述べた。 (朝日新聞デジタル 2016年10月7日より)
「基礎体力が低下している」のは、研究費など財政面もあるでしょうが、研究者の層の厚さや研究への姿勢なども含まれていると考えられるのではないでしょうか。つまり、短期的成果に向かうというのは、専門領域以外に対する幅広い関心が薄れていることの表れと言ってもよいかもしれません。
前回の記事に引き続き、首都圏模試センターの「度数分布表」を元にして、志願者の増減が多い学校を挙げていきます。
前回の記事に引き続き、首都圏模試センターの「度数分布表」を元にして、志願者の増減が多い学校を挙げていきます。
国際バカロレア(IB)のMYPで、2016年からeAssessmentが始まりました。
首都圏模試センターのWEBサイトの「度数分布表」に、模試結果による志望者数の推移と受験者の偏差値分布が掲載されています。
グリックでは、中学生の定期試験対策も行っています。生徒のモチベーションにつながるのであれば、点数が上がる方がいいに決まっていますから。
しかし。。。
このようなグローバル化の中にあっても、定期試験の内容というのは、この半世紀ほどほとんど変わっていないのです。
中1の英語の問題を例に取れば、Kenなどと名前を呼びかけた後にカンマがなければ減点ですし、センテンスの最後にピリオドがなければ、これまた減点です。
punctuationの大切さを教える事に異論はありませんが、スペリングや文法の間違いをアプリが指摘してくれる時代に、こういうことによって中1の最初の成績が決するというのは、いかがなものかと思います。
こういう事に注意して点数をあげるくらいなら、もっと大事な事をたくさん学ぶことができるだろうにと残念な気持ちになります。
大学入試問題の前に、定期試験の内容にこそ国民がもっと目を注ぐべきなのかもしれません。
かえつ有明で帰国生クラス(Honors Class)を教えているDutson先生がいよいよGLICCに登場します。
英語で哲学的対話を行う「哲学授業」では、探求を深めるための「問い」を引き出し、より高いレベルの知に誘います。Dutson先生の授業は、国際バカロレア(IB)の「知の理論(TOK)」のスタイルを取り入れつつ、より広い範囲についての議論を自由に行う「ソクラテスメソッド」に依拠しています。
ケンブリッジ大学で修士課程で学んできたDutson先生から、2000年以上の長い歴史を持つ「哲学」の世界を直接体験するチャンスです。
帰国生入試で集団面接を控えているという子どもはもちろん、思考を刺激する対話を英語で経験してみたいという方にぜひお集まりいただきたいと思います。
面白く活発な議論というのは、そこに参加している人が自由な雰囲気を感じることで生まれてきます。そして、その雰囲気というのは誰かが「リスクテイク」することで拓かれていくのだと思います。
つまり、リスクテイカーになれるかどうかが議論を活性化する鍵です。「こういうことを言うとみんなから馬鹿にされないか」などといった不安を克服して、自分の思ったことを発言していくことがグループの創造性を引き出すのです。
グリックでは、クラス内の対話や議論を重視します。それは入試の集団面接対策といったことを越えて、大げさに言えば、今後の人生の根本的なスキルになっていくのだと考えています。
近年、帰国生入試の募集は、総合型選抜と統合されて実施されることが多くなっています。帰国生入試に限定せず、総合型選抜にも目を向けることで帰国生にとってもチャンスが増えているといえるでしょう。
21世紀は創造的思考力の時代です。グローバル化やテクノロジーの進展によって、従来の教育が自明としてきた学力観が大きく変化しています。GLICCでは、AI時代を生き抜くための思考力を育成します。