聖ドミニコ学園が帰国生入試を開始ーグローバル教育3.0時代が本格化

2019年度にインターナショナルコースとアカデミックコースの2コース制を開始し、21世紀型教育に舵を切った聖ドミニコ学園が2020年度から帰国生募集を行うということです。

この数年、帰国生入試に変化が起こっています。その一つは、帰国生入試に「国際生」というカテゴリーが加わったことと大きく関係しています。三田国際や広尾学園、それに今年からはかえつ有明も「国際生」という名称での募集を行っています。海外への赴任でなくても日本にあるインター校に通っていたり、海外に在住した経験があることで出願できる可能性があります(詳細は各学校にお問い合わせください)。帰国生入試の資格については微妙なとことが多く、学校によってその基準はまちまちでした。親の仕事の関係で海外に行っていなくても受験できるケースは以前から存在しましたが、国際生というカテゴリーを設けることによって、その動きは加速されつつあります。
 
また、従来のように英語の取り出しクラスを帰国生のために設置するという段階から、コース制によって、英語以外の科目についても英語で学ぶという段階へとシフトする学校が増えてきました。工学院、三田国際、そして聖ドミニコもその一つです。
 
入試で国語算数を課さない、英語のみの試験を実施する学校も多くなっています。国語算数ができないと入学してから大変という理屈は今は必ずしも通用しません。ICTなどで学習のパーソナライズ化に対応できる21世紀型の学校は、6年間かけて論理的・批判的・創造的思考力をきっちりつけていくことができます。

「グローバル教育3.0」という次元は、グローバル社会を日常的なものとして感じられる環境が用意されていることを意味しています。そのような学校の2020年度帰国生入試の試験日を挙げておきます。

11/16 和洋九段
11/17 文化学園大学杉並
11/23 かえつ有明(Advanced)
11/27   三田国際
11/30 聖ドミニコ
12/8    かえつ有明(Honors)
12/13 八雲学園 三田国際
12/15 文化学園大学杉並
12/19 広尾学園インターAG
12/26 和洋九段
1/11  洗足学園
1/27    渋谷渋谷

※上記の他にも富士見丘、工学院、順天、静岡聖光学院などもグローバル教育3.0の教育を行っています。入試日がホームページなどで明らかになり次第、またご紹介していくことにします。